Sugar&Spice GUMBO趣味あまから手帳「滋味風味」
すぐそばにあるBluesやHumor、その他もろもろの雑談横丁。
このところ、フィギュアスケート関係の話が多いです。
「あまから」といいつつ、言いたい放題の辛口御免。
その上不定期。気まぐれワガママ放題の無法地帯。
どうぞ大目に見てください。

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年忘れBlues 15:29



 実は年末29日、地元市役所の軽音楽部が忘年会ライブを撮影して!という話があって
行って参りました。
疲れてるのに。年末なのに。いえいえ、デザートと撮影は別腹ですから。
そんな写真バカが3人、ステージのバンドよりもノリノリで撮影三昧。

いくつかのバンドや、ギターの弾き語りなど、みなさん「おお〜」という感じで
音楽好きな人たちやっているのをみると、うれしくなりました。
願わくば、もちょっと若造のバンドがあればいいのに。
あと、女の子とかね。

何といってもゲストで出た,我が町が誇るベテランブルースロックバンド、STOMPERS。
圧倒的なパフォーマンスで上手かった。
というか、見事だったのが「身体性」
「カラダがひらかれている」

演る、世界に入る、届ける、コントロールする
これが一体でできる「身体」を獲得するには
百戦錬磨の経験と訓練が必要

これこそ「存在感」というんだろうなあ

これって写真もいっしょだよね、と
ファインダー覗きながら床に転がって涎たらしてシャッターを押す私、なのでした。



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I Got Rhythm、Let's Groove! 16:55
 JUGEMテーマ:音楽

父はかなり質実剛健で堅いタイプだったので、朝寝坊大好きでぐうたらな私に
「規則正しい生活をしなさい」と死ぬほど言って死んでしまった。
しかし、ムスメのタチはなおらず「規則正しい生活」など、もうきいただけで
うんざりしてしまうようになった。さすがにこの年になるとその重要性は痛いほどわかるのだけど、根本的なネガティヴ意識はそうそうとれない。

これを父が「リズムのある生活をしなさい」と言っていたら、私の心持ちはまたちょっと違っていたかも知れないなあ、と思う。


坂本龍一氏がNHK教育でやっていた「スコラ〜音楽の学校 ドラム&ベース編」が最終回。
4回のうち高橋ユキヒロ氏のドラムが2回、細野晴臣氏のベース講座が2回だった。
実技講座、というものではなく(おそらく)、要するにドラムとベースという「リズム隊」は
何をもっているのか、リズム隊の力とは何か?ということに尽きていたような気がする。

それも簡単に言えば「グルーヴ命」ってことです。

ソウルやファンク好きな人にとってはもう自明の理のようなこの話ですが
シンコペーションやNO(ニュー・オーリンズ)、沖縄音楽など、お二人の
嗜好・志向・試行(w)を交えながらの話はホントに面白く、引き出しのたっぷりある年功達人の話はやはり違う。
細野氏のニューオーリンズ好きは知っていたが、ユキヒロ氏のSTAX好きは恥ずかしながらしらなかった。YMOの二人がこんなに「黒い」とは世の人は知らなかったのではないかしら。

拍子(いわゆる4拍子とか3拍子とか)はつまり「規則」のことで
等間隔に音が入ってくる時にどこが頭になるかと言うことだけど
その間隔をすこーしずらすことによって、Grooveが生まれて
様々な音楽様式独特のリズムがあり、うねりや動きがあることがわかる。

…これがGrooveなんですよね〜」と本当に嬉しそうに語る坂本教授は、少年の様だった。

そしてこのYMO3人+小山田圭吾での「千のナイフ」(坂本龍一)「Hello Goodbye」(ビートルズ)「Thank You For Talkin' To Me Africa」(スライ&ザ・ファミリー・ストーン)演奏は、感涙モノでした…。
他の誰のグルーヴでもなく、まさしく細野さんとユキヒロ氏のGrooveそのものでした!


小学生のワークショップでは「拍子→リズム→立ち上がるグルーヴ」に変容していく様を、上手くみせてくれていた。
参加した子供のインタビューで、一人の男の子が
「拍子とリズムは違うことがわかった。リズムは楽しむもんだと思いました」
と感想を述べたときに、思わず拍手!でした。

そうなんだよな「規則」は縦にきちっと割ること。それを繰り返すこと。
そこには「肉体」のゆらぎやゆれ、わき上がる気持ち、あそび、というものは見えない。
むしろ、それを「おさえる」のが規則なのかも知れない。

しかし、いやまてと。Grooveは、ジャストの拍子を無視しているのではない。
意識してそれを「ハズシ」ているわけで聴く方もやるほうも、ジャストを知っているわけ。
だから繰り返し、続くことができる。
シンコペーションの凄いところは、「次」への期待値があがることだ。


そんなことを考えると、
「規則正しく生きなさい」とか「規則正しく生活しなさい」というよりも
「リズムのある生活をしなさい」「リズミカルに生きなさい」というほうが
どれだけ楽しく、有意義に過ごせることだろう、と思ったのだ。
何かの準備も「シンコペーション」だと思えば、次小節の本アクションに期待がアガル。
強いとこ、弱いとこ、シンコペーション、若干のタメ、そしてジャストの大切さ。

もちろん、だからこそ、
「リズムをキープしろ。これが重要だ」(映画「SWING」より)は基本なんだろう。

父は園芸が好きだった。私は面倒くさいのとその「有機的」な感覚が大嫌いなのだけど。
いつもまめに土を作り、花壇のプランをたてて、種や苗を植え、雑草抜きをし、
丁寧に手入れをして育てていった。
それは「規則」だったのだろうか?
思うに花と自分の手入れとの間に生まれる「リズム」だったのではないだろうか。
手入れは次の成長に繋がる。
枯れるまでその楽章は続けられる。
おそらく、父も「リズム」を楽しんでいた。
きっと私にかける、いい「言葉」を知らなかっただけなのだ。



付け足しだが、これがJAZZの話だったら、swing感ということになるのかしら。
Swing のGroove感てのもすごいんだけどな。







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『そろそろおこか』有山岸(有山じゅんじ 山岸潤史) 13:30
DSC_8394.jpg


音楽と写真、はまだ近しいかも知れない。けど、ここにフィギュアスケートがきて
実は野球も好きだったり最近では始まったワールドカップを観たりして、
一体自分の世界はどうしてこうはちゃめちゃで脈略がないのだろうかと我ながら呆れる。
JWeの華麗なるセレブ世界を観たあとすぐ、いなたい関西どブルースを聴いていると
さすがに自分でも頭が混乱して、自我崩壊気味になる。
簡単に言えば広く浅く、なんだけど、それぞれに結構「しったか」を決めたりしているので(爆)
全くタチが悪いもんだと思う。

たぶん、一つの獲物を追いかけて野を走ったり海を泳ぎ回ったりしているのではなくて
岩にくっつきつつ、触手を伸ばして、さわったモノをとにかく口に入れて
「やっぱりこの魚はうまいな」とか
「お!こいつは食べられるんだ!」とか
やってるイソギンチャクに近いのではないか。
でも、「いいと思うモノ」は絶対、すっごい深いところで一本通っていると思うんだ。

獲物を獲得する身体能力や技術はこれでは身につかないと、むかしっから言われ続けているのだけど
それじゃあだめなのかな。
「それじゃだめだよ」と言う言葉って、ものすごい呪縛になってしまうのだけど
それを跳ね返すくらいじゃないといけないのかな。



さて、あちこちに首を突っ込む浮気性が、一番長くつきあっているのは
「有山じゅんじ」というラグタイムブルースの名手だ。
もう35年くらいのお付き合いになる。ビートルズはもう少し長いけど。

今回はウエストロードブルースバンド、ソーバッドレビュー、ときて
今やNO(ニューオーリンズ)のPAPA GROWS FUNKとしてギタリストで向こうで活躍、という
山岸潤史とのタッグ。
さすが熟練ギターの名手2人とあって、「余裕の丁々発止」がすばらしい。

有山さんはむかしからそうなんだけど、あれだけオープンマインドで人に優しく明るいのに
実はもの凄く繊細でグッと内にこもって誰にも邪魔されない誰も壊せない、という
硬質で純度の高いダイヤモンドみたいなモノがあって
それが本当に、長年みていても奇跡的に全く曇らない。
山岸さんも、むかしからの怒濤のようなやんちゃ性やパワーがちっとも落ちることがない。

今回は、その上に「ろっかばいまいべいびい」という日本のロック史上に輝く
細野晴臣の名曲をカヴァーして、なんと細野さんご本人がセッション&コーラスに入るという。
日本のおじさんでこれほど素敵なそろい踏みって、なかなかないでしょ、というくらい。
私は以前「細野さんと有山さんは本質が似ている」と公言していたので、もう小躍りして「我が意を得たり」気分です。

そしてこの「ろっかばいまいべいびい」が、絶品。
甘く優しく、豊かで愛らしい。
細野さんが青年時代に作ったこの歌の魂は、おそらく透明純度の高い人だったら、老若男女関係無く
この歌の世界のテクスチャーを蘇らせることができるのだ。

若い頃に、大好きな人に野の花を摘んで差し出したようなこの歌は
ずーっと年をとって老人になって歌っても、またそれが似合う、そんな歌。
わたしはもうそれで
「人生って素敵だ、生きてて良かった」と思えると思う。


(ところで、この「ろっかばいまいべいびい」をカヴァーしている人は、
西岡恭蔵、吉田美奈子、アン・サリー、小坂忠さんはやってなかったっけ…
この人達もまたほんとに、魂純度の高い人達なんだよなあ…)


ラストの歌はこれ

「残しとこう」 歌詞は下田逸郎さん

わからないとこ のこしとこう
きみのみんなも 楽になれるように
ふしぎふしぎと めをとじて
くびすじで かんじましょう

見えないところも のこしとこう
ぼくがゆらゆら ゆれるように
うそだうそだと ささやいて
ゆめのなか ふねをだそう

どこでもないとこ みつけたら
ちょっとひとりで まいあがる
きみのところまで てをのばし
むこうから つきぬける

んーー、下田さんの歌はいつも、深くて色っぽくて素敵で、
それを有山さんの歌とギターで奏でられると、本当に含蓄深いラブレターのようで
豊かに時間を重ねたいモノだと、優しい心持ちになる。

本当に多くの人が、有山さんのことを「宝物」だという。
私にとって、有山さん細野さんと、ジョニー・ウェアーは同じ「宝物」だ。


ところで「そろそろおこか」てのは何?!
「ぼちぼちいこか」のひねりだとは思うけど、
まだまだおかんといてや、ギターとマイクは!!!









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SOUL DEEP SOUL! 17:35
JUGEMテーマ:音楽



昨年末からずいぶんとテレビを見た気がする…いや、いつも見てるんですがね、
結構濃い番組が多かったなあと。
話題の「JIN」は良かったですねえ。なんといっても中谷美紀の野風さんが、最高にかっこよかった.
中谷美紀さんは、「白州次郎」あたりからおそろしいほどの凄みが加速している気がします。なんか宿ってるな。
「坂の上の雲」は司馬遼ファンで松山ふるさとなウチにとってはマスト。
いやあ、がんばってる。
「がいやのう」のセリフは、知らない人にはぴんと来ないだろうが、
あのニュアンスはたまんない。
NHK は四国松山舞台のドラマってほんとにいいのだ。昔は早坂暁という名脚本家が
いいドラマをかいていたのよ。
のぼさん(正岡子規)の香川照之は年開けてすぐに岩崎弥太郎となった「龍馬伝」は
今までにない大河の演出(「ハゲタカ」「白州次郎」だね)で
「リアリティ」というものを考えさせられる。
「こんな風に描きたい」という送り手の想いと「そこにあったかのように見たい」受け手のギャップは、
写真を撮るときにいつもぶつかるのだけど、こういうことなのか、と。
いやでも、切り口は斬新語りも上手いし役者もそろって、かなり手応えガツン。いいぞいいぞ。

年末大晦日はBSで「HELP 四人はアイドル」を見ながらおせち造りでした。
それもいい年越し。ビートルズで年越しなんてね。
昔はこの映画、イマイチ笑えず苦手で全編通しで観たことがなかったのですが
今こうして脱力しながら観ると、いかにもいかにもイギリス映画なんだなあ、と爆笑。
FAV4のオサレ度が格段に上がっていて(あれ、ジバンシイだたっけ?)その辺も
彼らの立ち位置を示していて面白い。

そこから先はお笑い一色。なかでも「ドリームマッチ」は…過去優勝チームの素晴らしさを堪能しましたね。

「まどみちお 100歳」のドキュメンタリーも素晴らしかったが…
と、あまりに長い前振りで申し訳ないですが、これからが本編w

何といっても先日BS1で放映された「SOUL DEEP」というドキュメンタリーが
素晴らしかった。イギリスBBC制作2008年オンエア。
といってもチェックが遅くて全6回シリーズ中前2回を見逃すという失態。

内容は、
第1回 ソウル・ミュージックの誕生
http://www.nhk.or.jp/wdoc/backnumber/detail/100104.html
第2回 ゴスペルからソウルへ
http://www.nhk.or.jp/wdoc/backnumber/detail/100105.html
第3回 モータウンサウンド
第4回 サザン・ソウル
第5回 ファンク革命
第6回 ヒップホップ時代のソウル


もちろん私がSoul Funk R&Bのディープなファンなので、お宝映像満載、という部分もあるのだけど、
黒人の社会性(差別や偏見、社会的立場とその運動)とソウルの密接な関係、
音楽の持つ意味とか役割とか「表現とは何か」という部分とか
それが「商売」になっていく必然性とかが
見事に整理されてわかりやすく語られたドキュメンタリー。
BBC制作のこのドキュメンタリーは、昨年の「ロックの歴史」も見事だった。

特に、大好きなサザンソウルは
STAXその他の南部ソウルがモータウンと違う思想であったことや
FUNK のダウンビートの攻撃性や
HIP HOP、メアリー・J・ブライジの凄さやらを痛感した。
HIP HOP は初期は好きだったがイマドキはどうも苦手としているのだけど
こうくるからそうなったんだ、というバックグラウンドを踏まえるとなるほどなあ、と。

しかし表現のスタイルが変わろうと別のアプローチでいろんな動きがあろうと
目指すは一つ、「自由になること」なのであって
その思想がはっきりしているものが、共感と支持を得ていくのだと思った。
それは黒人だけのことではないからこそ、万人の心をうってやまないのだ。


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いろんなことがあるさBaby  23:09
JUGEMテーマ:音楽

宇部まつり@宇部市中央町

いきなり冬?!というくらい寒い風が吹いています。
連日インタビュー・撮影・コピーライト・リライト、とつめつめ。嬉しいことです。

11月になると、「ベルベット・イースター」が頭の中で流れます。
この曲、なぜかワタシの頭では「11月の歌」と最初にインプットしてしまって、
それがなかなか訂正できない。本当は復活祭だから3月か4月なのに。
むかーしむかし、「復活祭」と「ハロウィーン」をごっちゃにしていたからだ(爆・キリスト教系学校卒なのに)
でもそれだけではなくて、おそらく曲調と11月、というのが私の中で
イメージが重なっていて、しっかりリンクしてしまっているのでしょう。


先日、あにきさんの(ワタシとあにきさんとの再会?はこちら)現在のバンド「ジャマーバンド」のCDをGET。
和歌山で育ち和歌山でライブをしているソウルバンドなのだ。
これがまた凄くて、上手いヘタなどというものを超えてまず感じるのは

「本気」

ブルーズが好きですとか、楽しいのがイチバン、とか、そういう部分というのはもちろん大切なことなのだけど、もっと「これに埋もれてやる」というような迫力。
対象に正面切っている感じがするのだ。
音楽を奏でる人生に逃げも隠れもしない、という主体性なんだろうか。
そしてそれがとってもオープンマインドで暖かい。音は、昔の真心ブラザーズとか
マグースイム、という70年代ソウルリスペクト、というのが近いか。きっと彼らと同じ
「愛」のスピリットだからだ。

「BETTER」ジャマーバンド

特に、1曲目「ALL RIGHT」の最初から

いろんなことがあるさBaby  It's All Right  I am All Right
いろんな人がいるさ It's All Right You are All Right


というフレーズ。もの凄く簡単な言葉だけれども、普遍的で含蓄深いよ。
車の中でこれをかけ始めて、気がついたら何度も何度もリピートしていました。

そがれてみがかれたシンプルな言葉は最も美しくて強い。

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アディオス、トノヴァン。私のあしながおじさん。 11:29
JUGEMテーマ:音楽
  「悲しくてやりきれない」というタイトルのblogやmixi,twitterがずらりとならんだ。
誰もがそこを思いつくアイディアなんだけど
本当にあまりにそのことばのままだ
これ以上ぴったりと過不足無く真髄を突いて、
私たちのこの気持ちを表現することばはないんじゃないか
これは作詞がサトウハチロー
さすが日本一の「さびしんぼう」男。

とにかく、あんなに素敵な人が、なぜ自死なのか。わからない
とっさに伊丹十三氏(やはり大好きだった)が思い出された
きっと熟年うつ病だったのではないか、と推測した
ニュースがすすむにつれて、予感は当たっていた

そんなことがわかったとて、やはりやりきれない

私にとってはトノヴァンは「あこがれのオジサマ、あしながおじさん」でした
いつもお仲間のユキヒロ氏や小原氏、林立夫氏や細野ハリー氏と小粋にオシャレに
世界旅行の冒険を語ってくれるような
甘くてほろ苦いオトナの味と香り
それは憧れと望郷の入り交じった世界
いつもジェントルマンでソフトで自由で知的で小粋で
ユーモアがあって情感があって
繊細だけど開かれている
こんな人こそ本当の「貴族的」な人

日本の音楽シーンでは滅多にないタイプ(イヤミが無くて気品がある)だと
地の音楽・どブルースを好きだった私も
思ったモノでした

当時…といってもYMO前夜、このティンパン系+加藤和彦周りというのは
こういうスノビッシュな香りに満ちあふれていて
中でもトノヴァンは本当に、飄々と軽々としていた
風に吹かれるのも楽しむように



最近、夏ぐらいから
「ブルーズ」と「サウダージ」についてふっと思いを巡らしていることが多かったのだけど
トノヴァンの音楽は、日本の中でまさしく「サウダージ」そのものだと思っていました
それはブラジルだとかボサノヴァだとかの「形」ではなくて
もっと根本の「精神」みたいなもので
日本の「せつなさ」とか黒人のブルーズとかよりももっと
軽くて湿度の低いもので
彼の音楽がどんな形ででてきても
もの凄く透明感があって気品があるのは
その根本がきっと、「サウダージ」だからだと思う

(*「サウダージ」は日本の「切なさ」といわれるが本当はもっとニュアンスが違っていて、「望郷」に似た感じがあるといわれ、日本語では翻訳不可能といわれている)

トノヴァンの歌はいつも「高い空」や「広い海」を見上げているような気持ちになる
ちょうど、秋の高い鰯雲の空を見上げて
わけもなく切なくなってしまうようなサウダージ感
彼の暖かい歌は
その隣にふっとそばにいる人の手を握るようなそんな温度で
彼の楽しい歌は
青空をやんちゃに自由に飛び回る様そのものだったように思う
だからクリエイティヴであったし
まさしく近田春夫氏のように「クリエイティヴにノスタルジーなし」の人だったのだと

孤独と人肌と世界を愛していただろうトノヴァンは
きっとふっと、青空のマジックポケットに入ってしまったのだ

あんなにすてきな人でさえ
ふっと迷い込んでしまう「病」を持つことになるという
人間のわからなさをも、思う

それはだれにでもある「悲しくてやりきれない」ことなのだけど
それでも、そうやって、歌は見ていてくれるのです
あなたの歌で、私たちはその「やりきれない悲しみ」をも
共有することができたんですよ
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090909.The Beatles オリジナル盤リマスターリリース! 12:10
 
JUGEMテーマ:音楽



I am the Walrus,Goo Goo Go'Joob!!


最近の私的ヒットは、音盤はラリー・ウィリアム(60'年代ニューオーリンズのR&Bピアニスト)だが、これもJohn Lennonのカヴァー「Dizzy Miss Lizzy」「Bad Boy」の作者だからだ。

本日は、090909、Beatlesオリジナルアルバム(「パストマスターズ」はシングル盤収録盤、ということで許そう)
デジタルリマスター盤の、全世界一斉リリースなのだ!

元来マスコミのリリースに合わせたアオリや
ワンデイ・ジャックと称したFMの暴力(一日中同じアーティストの曲をかける)には
許し難いものがあるのだけど
今日のワンデイジャックは許そう。特番も許す。
だって、ビートルズだもん。

いやもう、私がビートルズを聴いて人生狂ってから(爆)もう30年はたつのだけど
このバンドは「永遠の謎」「人類のマジック」だから
決して尽きることがないし、枯れることがない。
実際、昔から好きな曲はどんどん変わっていき、離れたこともあるけれど
今この一瞬聴くだけで「新しさ」「瑞々しさ」を感じるものがある。
隠れていた物が見えてきたり、分かったつもりだったことももっと奥深かったり
毎回、びっくりする。
そして、びっくりする自分がいることが嬉しい。
月が、昔から見ていても、常に「新しさ」と「懐かしさ」の両面を持って
私たちに「今日の顔」を見せるように。

実際、今はCrossFmでFMでワンデイジャックなんですけどね、
「ABBEY ROAD」のB面メドレーなど、何百回何千回きいたか、というくらい聴いて
飽きてしまったぐらいなのに
もの凄い音の粒。透明感と広がり、エッジの効いたグルーヴ。
リマスターのおかげならば、これはまた凄い世界…思わず、鳥肌立ちました。

マニア向けには、なんと「モノラルのBOXセット」というのもでている。
まあどこまでマニアの心をくすぐるんだろうか、という企画だが(笑
「狂う」という状態は、シアワセなのよ。
ムッシュかまやつもいってる。

君はたとえそれがすごく小さな事でも
何かにこったり狂ったりした事があるかい
たとえばそれがミック・ジャガーでも
アンティックの時計でも
どこかの安い バーボンのウィスキーでも
そうさなにかにこらなくてはダメだ
狂ったようにこればこるほど
君は一人の人間として
しあわせな道を歩いているだろう
(「ゴロワーズを吸ったことがあるかい」ムッシュかまやつ)

私はいつも何かにクレイジーな人生なのだけど
周囲の迷惑はさておき、シアワセものであることは確かだ。
狂えるということは、そこに宇宙と真実があるということだからさ。
そして、掬っても掬ってもつかみきれない「不思議」を、ずっと追い続けることのできる
シアワセをかみしめるのさ。

君はある時何を見ても何をやっても
何事にもかんげきしなくなった自分に
気が付くだろう
そうさ君はムダに年をとりすぎたのさ
できる事なら一生
赤ん坊でいたかったと思うだろう
そうさすべてのものがめずらしく
何を見ても何をやってもうれしいのさ
そんなふうな赤ん坊を
君はうらやましく思うだろう
(「ゴロワーズを吸ったことがあるかい」ムッシュかまやつ)
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日曜日よりの使者 17:31
JUGEMテーマ:音楽


清志郎が虹を渡っていって1ヶ月ぐらいから、やっと人に話せる状態になってきた。
久留米から来た友人に話をしたり、仕事友達にちらっと打ち明けてみたりができるようになった。
そして、ここでも少し書こうかな、と思っていたら…今度はマイケル・ジャクソンが亡くなってしまった。
そうなるとこんどはまた、言い出しにくい気分になってしまいました。
誰に気兼ねをするでもないのにねえ。

しかし、やっぱりこのままなんとなく「過ぎたこと」になってしまうのはいやだ。
人間というのは不思議なモノで、「何かを残す」「存在に出逢う」という時にそれは、物理的な距離や時間的な長さではないのだろうと思える。
それにAサンとBさんにとっては、同じCさんの存在でもその意味が違うのだ。
ほんとに、不思議なことです。

さて先日。
私の音盤アーティスト達に出演をお願いし、架空追悼ライブをしてもらった。
題して「架空boss追悼コンサート」!!!


オープニングは色々迷ったが、ハイロウズ。
というか中でもシメでも、何度でも出てもらった。
「日曜日の使者」は、ヒロトはダウンタウン松本の事を書いたというのが定説だが、
私には飄々としたbossもイメージにぴったりなのだ。
「スーパーソニックジェットボーイ」「ハイロウズのテーマ」もそう。
怒っているがどっかマンガっぽくかわいくユーモアがある。
「笑える」というのは、凄いパワーなのだ。

特別ゲストは、オーティス・レディング「Try A Little Tenderness」。
こうやってきくと、清志郎はオーティスの域まで十二分に達していたな、
同じ世界で肩組めるよな、と思う。きっと、天国でデュエットしているだろう。
それに、The Rolling Stones。私の希望で「She's A Rainbow」をしてもらった。

中頃には、「キモチE」を、真心ブラザーズに。
これはRCのカバーだけど、RCのよりもファンク寄りで、ユキが入っているこっちも大好き。
そして真心には続けて「Endless Summer Nude」をお願いする。
実は私的には、この曲はこのイベントのハイライトなのだ。というと違和感を持つ人がいるかもしれないけど。
この曲は一見、忌野清志郎とは違う世界のようだが、実は根っこは一緒だと思っている。
甘酸っぱく苦いこの一瞬に立ち向かい生ききる、時間と想いが凝縮されている。
時代が変わっても、「市営グランドの駐車場に車を止めて聴いた 彼女の寝言」と、
「走る車に誇らしげにはためくT シャツ」とは、同種の切ないヒリヒリ感がある。
その描き方がまた、最高に高度で詩的という点で、この曲は後継者だと思う。

終盤には、やはりどんとに降りてきてもらう。
「もしもし、OK!」などは、私から電話をしたいよ。
「助けて!フラワーマン」なども、清志郎じゃないかと思ったりする。
つくづくどんとは、清志郎になりたかったんだろうと思う。
紅一点、Leyonaに来てもらって。もちろん「500マイル」と
ここは一つ明るく「Travelin' man」もいいかなと。
これのプロデュースは、Dr.Kyonだ。確かbossといっしょにやったよね、Kyonも。

そして最後には、また、「日曜日よりの使者」。ブックエンドのテーマ、ではないけど、
この曲は、「アメイジング・グレイス」に似ているので、追悼にはぴったり来る。
それに、こうやって明るく歌って行進するのは、ニューオーリンズ式葬式なのだ。
南部ニューオーリンズのようにおくるのもいいじゃないか。
清志郎も気に入ってくれる気がするぜ。


*****

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Hold on,I'm Coming 20:13


ちょっとご無沙汰してしまいました。折角見に来られている方には申し訳ありませんでした。
さ、世の中は、人間は、情報も想いもお金も血液も、廻さないと行けません。
♪ぐるぐるぐるぐる。んで深呼吸さ(「ぐるぐるぐる」by 有山じゅんじ)

とりあえず、この1ヶ月ぐらいは結構いろいろなことがありました。
・4月12日Bee's Muffin Cafeさんの4月hachiの市 凄い出足のお客様だったとか…その瞬間にいなかったのが残念。撮影は何も考えないといつものアングルいつものポイントになってしまうので、また視点を考えないと。
・4月29日{お山でmarche」(@小野田市竜王山オートキャンプ場)で、エコバッグ選手権の撮影。来場のお客様に声をかけて、エコバッグの写真を撮らせてもらった。みなさん非常に個性あふれているのをお持ちで、とても面白かったんです。
・5月6日 子供ファッションショーのお手伝い
・5月10日 hachiさんの初企画展「急須とお茶まわり展」作家の間鍋さんやカナリヤさんにお話を伺ったり写真を撮らせていただいたり。
ポートレイトはお二人の人物の素晴らしさに、急須はそのものの美しさに救われた撮影でした。
・5月14日 ジム・ケーブル先生最後の講演@竜王山 竜王山事務局・須田さんの企画。オーストラリアのジムさんが日本に来て12年、吉田松陰を敬愛し、日本人よりも日本の心と生徒を愛した先生の話は、まさしく「出逢い」(エンカウンター)について。一期一会です。
写真は…四苦八苦でした(泣
・4月中から、地元情報誌「ELF」さんで、フリーペーパーに関わることに。2号からは企画内容からつっこませていただく。

それぞれが面白く、いい出逢いで刺激であったですが、こちらにアップする余裕がなく。
あーもったいなかったな、すみませんでした。

ということで、写真は4月25日に入った「山口銀行旧宇部支店」の撮影です。
村野藤吾の建築設計で、素晴らしい文化遺産を、ちょいヌーヴェル・ヴァーグ風に。


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おとなだろ 勇気をだせよ 19:06
JUGEMテーマ:音楽
 


私にとってのBOSSは、KINGは、それほど好きなタイプの「歌手」ではなかったのは、
ずいぶん前のブログで書いたと思います。
http://chesara10101.jugem.jp/?eid=83#sequel
それでも私の心底好きなアーティストが、彼の影響を受けた、というよりも
彼の正当派後継者であると感じると言うことで、
彼の偉大さやワン&オンリーな存在を感じ始め
ここ数年の作品は結構好きでした。
もちろん、往年の名曲が好きなのはいうまでもありませんが。

彼ほど「日本のロック」のあり方を身をもって表現していた人はないし
「面白きことのなき世を面白く」
を実践していた人はいないとおもう。
そのくせ、いやだから、むちゃくちゃ繊細で切なくて本当の詩を書いた。
彼は音楽でなくて、音楽の本質の「SPRIT」を受け取って
また世の中に返してくれた。

タイトルのことばは「空がまた暗くなる」という歌

おとなだろ 勇気を出せよ
おとなだろ 知ってるはずさ
悲しいときも 涙なんか
誰にも 見せられない

おとなだろ 勇気を出せよ
おとなだろ 笑っていても
暗く曇った この空を
かくすことなどできない

ああ 子供の頃のように
さあ 勇気を出すのさ
きっと 道に迷わずに
君の家にたどりつけるさ

おとなだろ 勇気を出せよ
おとなだろ 知ってることが
誰にも言えないことばかりじゃ
空がまた暗くなる
 
彼のおかげで、「ちゃんとオトナになる」ことを知る。
「空がまた暗く」ならないように
こんな歌詞をかけるのは、もう…あまり居ないんじゃないかと思う。
(民生と宮本とYO-KINGくらいだとおもう)

もらったものは計り知れない。そして一緒にいた幸せ
彼を知っている幸せを喜ぼう。
ありがとう、BOSS。忌野清志郎。
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